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金元サル軍団第5回『僕の夏休み』

(場所はちょっと田舎。大きなそびえ立って居た場所。 今は倒れている)

男「…すげーな、これは…」

なんでも、去年の夏に雷が直撃して引き裂かれたように倒れたらしい。

この木の上は、この街を見下ろす最高の展望台だった。

もっとも、大人達は昇っちゃいけないと言っていたけれど。

SE セミの鳴き声

少年「大丈夫だって! 俺はこの木を昇りきってみせるって!!
  昇る勇気が無いやつは下で見てろって!!」

(ちょっと苦しそうに木を昇り始める、最初はピッチを小さく)

少年「こんな木は、最初さえ登れりゃ簡単なんだよ!」

(昇る)

少年「ここまで来ちゃえば、あとは枝が増えてくるから…」

(ここからピッチを大きく、グイッと。)

少年「枝の付け根に足を掛けりゃこっちのもん!」

(グイッと)

少年「へへっ。ちょろいもんだぜ!」

(ここからグイグイと)

少年「ん…これ以上は無理…だな…」

(最後の1昇り)

少年「よいしょっと(枝の付け根に座る)
  はぁ…こりゃすげーや。
  …すげー…」

SE セミFO

男「まさに天下取った気分だったな。
 でも、降りるときに失敗するとは思わなかったけど(苦笑)
 骨折したおかげで小3の夏休みは遊べなかったし、怒られるし、立ち入り禁止になるし
 すげーことになっちゃったな。
 
 けど、あの景色は忘れられない。
 テレビで見る、グランドキャニオンとかにも負けないくらい感動した。
 
 さぁて、頑張ろうかな!
 もう一度、てっぺんまで昇ってみたいもんだ♪」

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