学校での勉強は不毛に感じるけれど…
ツイッターでちょいと話題になった「漫画家に学生時代の勉強は必要か?」と言う問題。
僕自身は漫画家でも小説家でもないので、それらの立場としては断言できませんが、ラジオディレクターもドラマ演出も勉強は必要です。
ディレクターは「知ってることをスルーすることが出来ても、知らないことを問題視出来ない」わけです。
放送禁止用語や自粛内容ってのは、一般常識や時代背景を理解しなきゃいけませんし時世のよって変わってきます。
そして、歴史だったり専門知識や雑学など、出演者の喋った内容についての良し悪しの判断をするのだってディレクターの仕事です。
ドラマ演出をするにも「リアルさ」を出すのに無知ではいられない。
現代設定はもちろん、歴史物などは、時代についての知識が無ければ齟齬が出てしまいますし、それを演出上必要で嘘をつくにも正解を知らずにトンチンカンなフィクションになってしまいます。
バトルシーンでは武器についての知識や体術や剣術についてもある程度知らないと表現する事も出来ません。
演出じゃなくても音響もそうです。
どう言う響き方をするのかは、物理をやっていれば必要な知識を得る事が出来ます。
どんな材質がどんな音をするのかだって、知識や体験があれば経験則で想像出来ますし、一般的な知識から引き出したイメージであれば、ユーザーとの感覚も遠くなる事は無くなります。
…まぁ、過去の作品の『嘘・間違え』が浸透して、あり得ないのがイメージとして固定化される場合もありますけどね…
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