« 【激辛】護摩龍 百人町総本山 | トップページ | あだ名? 渾名? 仇名? 徒名? »

ASMRとは?(その説明で『バイノーラル』『立体音響』『ダミーヘッド』も説明するよ)

ある日のど深夜に、酔った勢いでこんなツイートをしました。

『ASMR≠バイノーラル≒ダミーヘッド』

実際、これを勘違いしてる人が多いんです。
ってか、ほとんどじゃないかな?

凄く雑に且つ暴力的に表現するなら……

音楽的要素は無く、音響的要素で聞いてて気持ち良いなら、それがASMRだッ!

ってことなんです。

その説明を、25連続ツイートして解説したんですよ。

いやぁ……馬鹿ですねwww
マジで迷惑wwww

ただ、ASMRを誤解したまま「ウハッ!これは良いASMR」って言うのはまだ良いですけど……
「これはASMRではないッ!」とかって否定したりしたら、それは無知が過ぎて恥ずかしいのです。

記事中でも説明しますが、そもそも気持ち良く聞こえればその人にとってASMRであって、それが心地よく無くてもASMRと名乗って良いんです。

ASMRは客観的なものでは無く主観的なものなので、名乗ったらそれはASMRです!

それを肝に銘じておいて下さい。

同人のASMR作品に文句言う人がいますけど、それ、間違えですから。
あなたに合わないだけです。

美人が人によって違うのと一緒です。

良さを語るのは正義ですが、否定するのは悪ですよ♪

と言う事で、AMSRについてのツイート軍を以下にまとめておきたいと思います。

『ASMR』『バイノーラル』『ダミヘ』の解説します。

関係性としては……
大きく『音的なフェチズム』であるASMRと言うジャンルの中での表現の一つが『バイノーラル(方式・録音)』であって、その『バイノーラル録音』の録音手段として『ダミーヘッド(録音)』が存在します。

ダミーヘッドから順に解説していきますね。
ダミーヘッドは頭部の再現……ではなく、一番大事なのは『両耳の距離の差』なんです。
ステレオのパンだけでは立体音響にならない理由は『距離』にあるんです。

耳朶や頭部周りの回折ってのを一旦抜きにして、右耳と左耳って……何センチだろ?15センチくらい?離れてますよね?
音は1秒で約340m進みますが、もし真横の右側で音が発生したら、右耳と左耳の時差は0.04秒……くらいかな?
それくらい『ズレ』るんです。

※このツイートに『HRTFだ!』って反応がありました。
HRTF(
頭部伝達関数)と言うのがあり、これがバイノーラルの時に必要となる関数になります。


コレが45度になれば、0.7かけて……0.028秒の誤差まで短くなり、真正面の場合時差はありません。
これがパンニング(パンによる調整)だけだと、音圧差の違いだけなので、この時差が『無い』です。
このコンマ2桁以下の時差の『有無』が音を立体と感じるかどうかの『違い』になります。

おっと、この時差ってのがこの後説明する『バイノーラル』の肝なのですが……これを「計算せずに効果を得る方法」としてダミーヘッドの存在価値があるんです。
もう判りましたよね?
この『時差』や『回折』『(耳朶による)指向性や吸収』を処理する為に『物理的に再現した』物が『ダミヘ』です。

そして、次に『バイノーラル』ですが……肝は先ほど宣言した通り、音圧差だけでは無く到達時間や聴こえ方による『立体感』を再現した録音方法となります。
言うならば『立体音響』と言うジャンルのひとつにすぎません。

立体音響』自体はイヤフォンやヘッドフォンによるバイノーラルだけじゃなく、2点スピーカーによる立体音響もありますし、4点スピーカー(前の左右+後の左右)や、複数点による方法(その一つのフォーマットがドルビーシステム)もあります。
全部、きちんと処理すれば立体音響になります。

なので、1点マイクで録音されたモノラル音源も、それぞれの方式に合わせた演算処理(シュミレーション)をすれば立体音響になります。
その中でバイノーラルは耳の距離における処理なので計算しやすく、シュミレーターも存在します。
なので、ダミヘを使わずともバイノーラル処理が可能です。

4点以上になると、再生環境を整えた上で実際に耳で確認しながら処理した方が確実だったりしますが……頑張れはそれも演算処理で再現も出来ます。
実際立体音響処理のためのサラウンド処理をソフトでしますしね。
その場合、音像を決めるのにスピーカー位置の指定なども設定します。

で、最後の『ASMR』は、「音響による快感」で、それ自体はモノラル音源でも良いのです。
大事なのは、「何にして快感を得るのか」で、ホワイトノイズ(実際にはホワイトじゃなくてピンクやブラウンが良いらしいですけど……要は砂嵐画像の時の音。全音域ノイズ)を赤ちゃんに聞かせると泣き止むって奴。ホワイトノイズなんて全音域が出ちゃってるので、バイノーラルとかにしようもない音だったりします(笑)
でも、あの音がまだ出産前の体内で聴こえる音に近いから落ち着くと言う理屈らしいので、実はASMRの一種と言っても良いと思います。

その中でやたら耳元での囁きボイスや耳掻き音などがASMRの代表になってますけど……例えば、嫌いな人に耳元で囁かれたとしてもASMRにはならんのです。
でも、その声が好きな人もいて、その人にとってはASMRとなりうるんです。
それくらい「テキトー」なジャンルなのです。

僕なんかは、海辺や川の音がしっかりと立体収録された音源であればASMR足る音になりますが、正直なところ人に囁かれると言う行為に対して嬉しいと言う感情がほぼほぼ無いので、ダミヘの囁きボイスって個人的にはASMRじゃないんですよ。
ただ、そう言うのが好きって人がいるって知ってますけど。

なので、「生放送中にダミヘを使ったASMR企画で水の飲む音を耳元でやってみせる」って演出をして、リスナーが絶賛してくれましたが、そう言うのを喜ぶ人が多いからやらせたと言えます。
そして……それを出演したタレントじゃなく、僕がやったらASMRにならんでしょ?(苦笑)

なので、ASMRと言う企画で声優を使う場合、まずは『ファンだから嬉しくてAMSRになる』って言うのと、発声の基礎がしっかりしてるから『耳元で囁いてくれても心地良い』と言う点がASMR足る『コンテンツの肝』となります。

ですから、実はAMSRの音源に関しても適度なノイズ処理や音響処理をしなければ、「ダミヘで綺麗に録音すればASMRであるってわけでは無いよ」って言う結論になります。

ここからは延長の話しになりますが……僕が以前に『ラジオのラジオ』に出演した際に2本目で音響の話題で話した『カクテルパーティー効果』や『マスキング効果』と言うのが、音処理に置いてジャンルごとに処理が違う要素として重要になります。

音は耳で聞く以外に、視覚情報や意識によって聴こえ方が変わるくらい『ファジー』『身勝手に適当な処理』がされます。
例で言うと……「相手の顔が見えた状態で、大きく息を吸ってから「わっ!」って大声を出された」と「目隠しされて、息を潜めた状態から「わっ!」と大声を出された」の2つの状況で、もし「わっ!」の音圧が一緒だったとしても、恐らく聴こえ方としては全く違います。
この差は『視覚情報や域などによる予備情報』が有ったか無かったかの違いです。
「大きな声を出すぞ」って判ってると身体は順応して耐えられますが、情報が無いと100%衝撃を受け止めてしまいます。

なので、視覚情報の無いASMRの場合、素音のままでは無く適度なコンプレッサーによって『音の情報整理』をしてあげないと、体感における音のイメージとマイクが拾う非情なまでに素直な音ではギャップが生まれるんです。

そして、その副作用として『不快なノイズ』が悪目立ちしてしまうのもその影響となります。
ノイズ処理として不快に感じるであろうノイズを消したり弱めたり、不要な超低音域のノイズを除去してあげないと、ASMRとして「一番美味しく効果的な音」にならない……はずなんです。

 

……と、ご理解頂けただろうか!!
もしAMSRに対して誤解してる人へ「ばーか!」って言いたい人は、この記事を紹介して下さってもOKです。

書いた通りAMSRと言うのはいわゆる『フェチ』の一ジャンルでしかなく、それを否定される必要はないのです。
そもそも同じ音でも、お兄さんとお姉さんの違いで趣味が分かれるでしょう。
もしあなたが男性として、自分のお父さんの咀嚼音を聴いてASMRだと感じますか?
ファンのアイドルの子の咀嚼音なら興奮するのに、お父さんだと萎えるでしょ?
その程度の違いでしか無いのです。

音響って身の回りにあるのに、結構理解されて無い分野だったりするんですよね。
音響に興味を持つ一助になったのであれば、幸いです♪

|

« 【激辛】護摩龍 百人町総本山 | トップページ | あだ名? 渾名? 仇名? 徒名? »

演出論・演技論」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 【激辛】護摩龍 百人町総本山 | トップページ | あだ名? 渾名? 仇名? 徒名? »